さて、ジップロックのおかげでなんとか家まであなごを持ち帰った訳ですが、めちゃくちゃ元気ですね。
そして60センチ級の太あなごが暴れても口が開かないジップロック様様です。
では、いよいよこの活きの良いあなごを締めて捌いていきましょう。
捌くにしてもこのままだとまな板の上で暴れ回って危険そうなのでこのまま少し冷凍庫に入れてターンダウンを試みます⤵️
その間に捌き方を調べましょう。
どうやら釣ってきたあなごは活け締めにするのが一般的みたいですね。
背開きやら腹開きやらいろいろあってどれが良いかよく分からなので今回の手順はこんな感じでいきます。
あなごとか鰻を捌く時に有名な目打ちは、装備もないしできる気もしないので今回は無しです。
[捌き方]
- 首元に包丁を入れて血抜きする
- 血抜きが終わったらお酢につけてぬめりを取る
- 頭を落として肛門まで腹を開く
- 内臓を取って綺麗に洗う
- 背中側の皮一枚残して腹側を尻尾まで開く
- 背骨に沿って包丁を入れて背骨を取る
- 尻尾を適当なところで落として完成です
捌くとき必死過ぎて写真撮るの忘れました。あくまで自分でやった手順をまとめただけなので、この手順で実際やるなら要注意です。
さぁ捌いていきます。
冷やした甲斐もなくまな板の上に置くと余裕で暴れます。そもそもまな板に収まってないし。。。
流石に固定しないと危険なのでタオルでおさえて包丁を首元に入れます。骨に当たってゴリってなるまで一思いにいきます。
最初包丁の入りが甘く、なかなか血抜きできず無駄にあなごを苦しめたので、しっかり骨が切れるまで深く入れた方が良さそうです。
暫く水につけて血抜きをします。
血が出なくなったらお酢に浸して5分ぐらい待ちます。体表が白っぽくなってきたら引き上げて包丁を立ててぬめりをこそぎ落とします。
ぬめりが大体取れたら洗って頭を落とします。
お腹側から包丁を入れて内臓を傷つけないように肛門まで開き、内臓を取って綺麗に洗います。
背中側の皮一枚を残す感じで包丁を入れ、尻尾までお腹側を開きます。
最終的にこんな感じになります。正解か分かりませんが、なんかよく見る形になったしいい感じです。
最後に尻尾を適当に落として捌きは完了です。
捌くのに何だかんだ1時間ぐらいかかりました。。。
1番きつかったのはやっぱり絞める時でした。
生き物をとってきて食べるって凄くエネルギー使うし大変なことなんですね。
さて、頑張って捌いたので美味しくいただいましょう!
どうやら大きなあなごは小骨が気になるらしいので一応隠し包丁を入れて骨切りしました。
献立は煮あなご丼と白焼きです。
捌くのにエネルギーを取られ過ぎたので調理は簡単にいきます。
煮あなごは水、醤油、酒、みりん、砂糖を適当に混ぜ合わせて沸騰したらあなごを入れます。暫く煮たら完成です。
白焼は軽く油を引いて塩をかけて焼いたら完成です。
どちらも皮の方にくるっと丸まりました。店で見るやつは皮の方にも隠し包丁入れてるんですかね。。
なかなか美味しそうですね。
ここまで本当に長かった。。。
いよいよ実食です~
美味しい!
煮あなごはしっかり味が染みてて柔らかくなってます。しっかりあなごの味がします。骨切りをもう少し細かくしてもよかったかもしれません。こんな分厚いあなごは店でも食べたことがないのでなんか贅沢ですね。
白焼きはなんか歯ごたえがしっかりしてますね。味はこっちのほうがストレートにあなごを感じられて美味しいです。この歯ごたえは天然ならでは筋肉なんですかね。
店のあなごと比べると歯ごたえが一番違いますね。店のは噛むとくずれる感じイメージなんですが、今回のはもちもち?って感じでした。あなごの味自体は正直負けてないと思います。負けたとすれば、私が適当に作った煮汁の味付けぐらいです。
何はともあれ美味しく食べれて大満足です!
何より自分で釣って捌いて食べるとこまでこぎつけたことが嬉しいです。
多分次はもっとうまく捌けると思います。
あなごが捌けるってなんかかっこいいですね。
幽庵の新特技
『あなご捌き』
これさえ習得しとけばもう食費に困ることはないのでは。。。
おまけ
捌く時のポイント
- 包丁はよく切れるものを使う(ぬるぬるでただでさえ切りにくいので切れない包丁だと危険でした)
- ぬめり落としはしっかりする
- 血抜きをするときは包丁を深めに入れる
- 厚めのゴム手袋とかあると楽かも